怒りの感情を持ち帰ってくる

久しぶりに荒れる子
どの子にも感情、情緒の波があって、どこからか消化できなかった思いを持って帰ってくることがあるんです。
(例えば、友達間、学校で、先生との関りで何かあったのかな)
昨日は久々に何言っても「うるせ~あっちっけ!!」と全く聞き入れない。今日はそんな日か。
でも困る。なぜ困るのか。それはその感情を抱えたまま沢山の友達を巻き込むから。
切り替えが難しい
集団生活で求められること。それはみんなと同じ約束を守って、決められた活動を行う事。
もちろん社会に出て困らないようにと先々を見据えての事。
しかし、気分が荒れている、切り替えが難しい子に、「みんなと約束を守って、決められた活動を行う」と言うことはちょっと難しい。(※だってそもそも気分を押さえれず、帰ってきたのだから)
ましてや同級生はその子のことを切り替えが難しいなんて思ってないから気分を落ち着けるためにやった行動(みんなはしてはいけない事)をやっているのだから
「あの子だけずるい!!」としか理解できないのです。
ちょっとの乱れが周りを巻き込んでおおごとに
言葉も乱暴。何ならみんなより強いぞ、ボス的存在。支援クラスだけど、それを自慢げに話す。
分かりやすく色で言えば「赤」の特徴の行動や発言。特別扱いしてもらっているんだ!!
発言や、行動の中でもすぐに手がでてしまうので、周りのみんなもちょっと怖がってその子に従う。
決まりを守ることが難しい子が周りの子を巻き込みこの連鎖が集団の輪を乱していくのです。
それくらいいいじゃないか。と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、”そのくらい”が後々雪だるま式になって大けがに繋がるのです。
『ダメダメポイント』しか見つけてなかった
「しちゃ駄目!!」頭では分かっているけど切り替えれない。そうだよね。
他の子は自分の中で折り合いをつけて我慢します。
ここで、
「○○君、え、それ我慢すると??すごくない??」とできて言う子を褒め目立たせる
ここがポイントで、出来ていない子よりも出来ている子にスポットライトを浴びさせる。
ああ~昨日の私、ダメダメポイントばかり探していたな~ってこの記事を書きながらも反省。私だって心の余裕がなくなると、ダメダメポイント出しか見えなくなる。
昨日は失敗、そして今日挑戦!!そんな毎日でもいいかな~と思っています。
子どもに合った声掛けに迷っている現場のみなさん。教員、児童指導員、保育士、幼稚園教諭、放課後等デイサービスで、お子さんに直接関わる看護師さん、理学療法士さん、作業療法士さんなどなど現場ですぐに使って頂ける講座もご用意しています。
あの子にどう声を変えていいのか分からない。
一旦怒りスイッチが入ると止められない。
お子さんと関わる全ての方に、少しでも心が穏やかになれるように一緒に学びませんか??