状況把握するのが苦手な子ども

自我の抑制ができない
昨日の反抗的な態度をとるの記事を書いた後、指示が入らないから大人が大声を出して抑制する。なぜ指示が入らないんだろう??と思っていたんです。
体は大きくて、勉強もそれなりについていけている。ただ、集団行動、ルールの理解力、自我の抑制が難しいからなんですよね。
理解力は目に見えないから
どうしても、言葉も通じる、体も大きいと「なぜ理解できない??」と見えない理解力を大人も想像できず、ついつい大声を出して抑制してしまう。
冷静に考えればその理解が難しいからこそ、自由な行動をしたり約束を守れなかったりする。
なんとなく見た目に左右されて「言っても伝わらない!!」と大人もストレスを感じ大声を出して圧をかける行動になってしまうのかな?と考えました。
理解力は『3歳児』
こういう考えだったらどうでしょう。体格も大きくて、勉強もできる。でも理解力は「3歳児」くらいなんだな。
そう思うと
- 細かく伝えよう
- 1回言っても分からないよね
- 短い約束にしよう
- ちょっと出来たことを褒めよう
などなど、理解力に関しては「3歳児」の伝え方でないと伝わらないんだな~と理解すれば接し方が変わってきます。
苦手を他の子にも伝える
見た目が大きかったり、反抗的態度、言い返してきたり、突っかかってくるからそれなりに理解出来ていると思ってしまいがちですが、実は自分でも理解できていないことを苦しんでいてその葛藤の先に「反抗的な態度」で自分を守っているのです。
どうしても集団生活の中で人と比べられ、注意を多く受けてきている発達障害をもった子どもたち。
「どうしてあの子はいつも怒られてると??」
「いっつも注意されてる」
と他の子もそんな風に見ています。
そんな時こそ大人が
「ルールの意味を理解するのが苦手で、みんなに見られていたりすると嫌なんだからそっとしといてあげよう」
「約束することが難しいからちょっと待ってあげて」
という事を伝えてあげるのも大事だと思っています。
子どもの気持ちを理解してあげるととっても子どもが落ち着き、荒れまくっていた子がストンと落ち着いていくが目に見えてわかります。
ご家庭でママカウンセラー
学校や、幼稚園、保育園、保健室の先生、学童、放課後等デイサービスの指導員さん向け
大切な子が生きやすくなりますように♪