宿題が終わらない

視覚情報が多いだけでやる気が起きない
小学2年生の男の子。漢字の書き取りのプリントで、1枚の紙にみっちり書いてあったのですが、その視覚情報は多くなり、どこから手を付けてよいのか分からなくなっているようでした。
情報量が多いのでプリントを1行ごとに折り、①から順に書いていくことで視覚情報を減らし、明確に伝えることによって無事宿題を終えることができました。
座ることも苦手・忘れ物も多い
周りが気になって宿題が全然進まない。宿題をしないといけないことはわかっているけど、隣で遊んでいる友達が気になって参加してしまう。
「漢字のお手本を学校に忘れた。」仕方なく、友達が貸してくれ、私が横につきます。
遊んでいる時も常に体を動かしながら、片足立ちでじっとしていられない。宿題なんてもっと集中できず、どこを書いているのかさえ分かっていないようでした。
色々なものに興味が出てくる
特に集団では宿題が終わった子、遊んでいる子、おやつを食べている子様々ですから、何かする度に気になることが増えてしまって「しなければならない事」が後回しになり、最後には忘れていることが多くあります。
黄色の個性を持っている子の特徴として
- 視覚・聴覚刺激があるものがあると、今していたことは二の次になりがち
- 注意散漫で忘れ物が多い
- 次から次へとしたいことが増え、何をすればよいかわからなくなる
などがあります。
個を認める
例に挙げた黄色くんは行き過ぎた情動が強く目立つ子です。
行き過ぎた情動(エグセッシブ面)が強く出すぎると、学校や、社会に出た時に困り感を感じます。
一人で宿題が出来ず困っている方は、もしかすると視覚・聴覚情報が多すぎて集中できないのかも知れません。
周りに物を置かず、集中できる環境を用意するのも一つの手立てです。
そして、一番は、個性を認めることがとても大切です。
個性(色)に合った言葉かけを行うことで子どもは安心し、「分かってくれた」という喜びとともに自信を持つことができます。
自信が持てると今度は「自己肯定感」が上がり、はつらつと感情を伝えようとするのです。
そんな自分に自信を持てるようにサポートするのが色彩心理学です。
キュービック・マムはその中でも、子どもの気持ちを色で理解していく講座です。
大人であっても子どもであっても褒められたり、認められたしりすることは嬉しいこと。色の良さを理解し、エグセッシブ(行きすぎた情動)面だけでなく、ポジティブ(良い面)を見ていけたらと思います。