全然話を聞いていない

違う!!違う!!僕じゃないよ○○くんよ!!!!
紙に油性ペンで絵を書く(1年生)男の子二人組。机に油性ペンが付いていました。
私が声をかけると
「違う!!違う!!僕じゃないよ○○くんよ!!!!」
「違う、僕じゃない!!○○君!!」
と罪のなすり合いが始まりました。結果じゃなくて、なぜそうなったのか??を知りたいんだ~と思いながら、今まで怒らてばかり来て、怒られないようにしてきたんだろうな~と感じました。
全く理解できていなかった
保育園で保育士をしていた時に3歳児さんの担任と言うこともあり、「なぜこうしてはいけないのか??」「なにをしなければならないのか??」と3歳児さんに口酸っぱくして言ってきた保育士時代。※ちょうどそんな学びを得る年頃。自分で考えて行動するよううながしてきました。
しかし、今1年生に言っている私(笑)
「絵を書いていいんだけどさ、なぜこの下敷き引かないといけない??」
「紙が破れるから」
「んー紙は破れてもいいんよね。薄いから。なんでコレ引かないといけない約束だった??」
「紙が破れるから」
えーっとさっきの話聞いていました??
そもそも「下敷きをひく理由すら理解できていなかった」
理由があるから約束がある
下敷きを引く理由は机に油性ペンが付くから。
今まで油性ペンで絵を書く経験なんてあまりない。しかし高学年も居るので油性ペンを使ってもいい事になっています。油性ペンって使う機会ないから使うの嬉しい!!ただし、使用するときは、「下敷きをひいて使う」
何度も、何度も言ってきましたが、テーブルに油性ペンが。。。。
なのでなぜ「下敷きを使わなければいけないのか??」理由を聞いたのですが全く違う答えが返ってきたのです
責めずに、理由を伝える
男の子ふたりだったのですが、お互い理由は言えず。その場合私は責めません。
もしその話を横で聞いていた年上の子が答えてくれるのであればその子に言ってもらいます。子ども同士の方がとっても響くから。なんなら分かってそうな子に質問するときもあります。
「下敷きをひいて使う理由」を伝えて、今度から「机につかないように書くにはどうすればいいかな??」と次に繋げます。
私たちも試行錯誤
保育士も毎日が試行錯誤で子どもたちと向き合っています。
1回言えば伝わる子。何回言っても伝わらない子??その子に対して、「意味は理解している分のか??」「知らなかったのか??」「どこまで伝わってるのか??」など、行動を見ながら、その子にあった声かけを行っている毎日です。
何か失敗してしまったら「学びの時!!」
その時は「あー!!」と言ってしまいがちですが、次はどんな行動をするかワクワクしながら見ています(笑)そして、ちゃんと約束を守れた時。出来た時に、「褒めてあげたい」のでそのチャンスを伺っています。
「わ~ちゃんと下敷きひいてるね~!!」「すごいね。はみ出ないようにかけたね~」と当たり前の様な事も褒めてあげるのです。
そんな小さなところから子供ってむくむくと成長していくので、失敗は成功の始まり。
小さなことから褒めて認めてあげています。