発達障害の子が見ている世界

視野の狭い眼鏡をかけている
発達障害のある子ども、また幼い子どもの特徴として、「視野がとても狭い」んです。
手をシュノーケリングの眼鏡のようにして周りを見てください。すごく前の事ばかりが気になりませんか??
手を離すと、友達、周りも見えてくる。
発達障害のある子どもはそのメガネがとても狭いと言われています。
なので嫌な事をしても、相手の表情もみえないし、ましてや、泣いている声も聞こえない。
目の前のことが強く感じ、後先考える余裕さえもない。
見えるものが全て。
と言うような世界に居るのです
なので、横で「ねーねー。横で泣いている子がいるよ」と気づかせそちらに関心を持てるようにする必要があるのです。
そういう訓練を放課後等デイサービスや、療育では行っていきます。
これは経験をどれだけしてきたか。その時間によって社会に適応していけるかどうかと言われています。
出典:アメブロ
行動の意味が分かれば納得
この話は現場で「発達障害がある子の頭の中を覗いてみたいね!!」と言う一言があったからなんです。
特徴が掴めていないから。そして個性が分からないからなんですね。
その子は診断は出ていませんが、集団生活が苦手でじっとしてられない。反抗的で、良しあしは分かっているけど、その場で気持ちを抑えられないんです。
ましてや色で言えば
黒×黄色×赤。なのでとてもエネルギッシュ。声もおおきくて、おふざけをしてみんなの中心にいたい。でも声もアクションも大きいものだから、周りの友達に「ちょっと静かにして!!」と言われる。のわりに繊細で傷付きやすいので何か言うと「うるせ~!!」と言って強い言葉で威嚇する。
何度か黒のお話をしましたが、黒ってコミュニケーションが取りずらく、勝手に思い込んで勝手に終わらせていることも
出典:アメブロ
色で行動を示しているのでとってもわかりやすい。
さまざまな子どもと接していますが、「なんでこんなんなん??」「何考えとん??」
と言うよりも
「そうだよね」
の方がしっくりきます。
逆手を取れば発達障害の子に対してどう接すれば良いかも自ずと見えてくるのです。
色に合った接し方をして変わった
黒×黄色×赤だった子が最近変わってきました。
黒の接し方をしていたら、私の話を聞いてくれたり、昔では考えられなかった「甘える行動」をとるようにもなったのです。
あれだけ反抗的で全力で手が出て足が出ていた子が、ま~るく素直なかわいい子に(笑)
「あれれ??」
こんなに変わるものかと(笑)
個性を色で知らない先生には相変わらず、反抗的な態度で、手足を出しているようです。
※反抗的な態度の子にはどうしても上から押さえ付けがちですよね。これ逆効果なんです
世の中の先生に子どもの接し方を色で知ってもらえるととってもいいのにな~と思っているのでした。