話を聞かない子どうする??

先生の話聞いて~!!
の続き。とにかく現場でにっちもさっちもいかない状況でして、困り果てていました。
現場で指導する立場上、
- 約束を守る
- ルールを守る
最低限の事はやらないといけない事を伝える。でもそれも難しい状態だったんです。とにかく、
「こちらの話を聞いて欲しい」
約束を守る前に、話をきいて~!!の状態に持って行きたかったきたんです。それくらい聞いてくれなかった。
一筋縄ではいかない
何とか寄り添おうとその子の話を聞いたり、褒めたり!!
お惜しまない努力をコツコツしていたんです
とにかく「褒める!!」
約束が守れなくても「5分後ね!!」
と言って猶予を与える。
で、
これでも上手くいかない。5分後に切り替えられない。一筋縄ではいかないんですよ。
個性が「黄色」の好奇心旺盛を持っているから5分後には違う興味があることをやっていてその約束さえも忘れてしまう
出典:アメブロ
そう知っていましたのでね、期待せず、
「そうなるよね~」って見守り、自分のタイミングで気づき切り替えられるようにしていました。
⇑そうできる環境に感謝
約束が守れなくても「責めない」
約束が守れなかった時、
「なんで守れなかったの!!」と言いたくなるけど、『黄色』の個性を知っているので
グッと我慢。そして、1回で守ることは難しいよね。
じゃないと、私モヤモヤしない~って思うように笑
その代わり
「約束守ってくれなかったから先生悲しかったな~」
と私の感情を伝えたんです。
すると・・・・
「ぎょぎょ!!!」とした目でこちらを見て。
「ごめんなさ~い」って笑
あれ??拍子抜け
出典:アメブロ
感情を伝えるとこんなに伝わるものかと驚いておりますよ。
あなたじゃなくて、『約束してたのに守ってくれなかった事が悲しいんだ』と言うとすんなり伝わったんです。
何か言われる=怒られる→聞かないのループから
話聞いて=否定じゃないよ→聞く
の流れを掴んだ瞬間でした。小さな小さな一歩前進!!
話を聞いてくれる関係に
その後、約束を守れるようになったり、話を聞いてくれるように。
何より、コミュニケーションが取れることが一番嬉しかったんです。やっと指示が通るようになったので、当たり前のルールを伝えたり、注意をしても受け入れてくれるように。
長かった~!!
その子の話に「うんうん!!」と耳を傾け、トラブルがあったときには
「悔しくて気持ちを抑えれんやったんやね~」と共感してあげるようにもなれてとってもいい関係に。
耳がシャットダウンしていた現状が嘘かのように、すごく話を聞いてくれるようになりました。
現場にいる先生に使って欲しい
子どもにも大人にも本当、人それぞれ個性があります。その子に合ったアプローチ、声掛けを試行錯誤して現場に立っています。
そのアプローチ方法が早く子どもに届くと保育者・指導者としてもとってもスムーズにコミュニケーションが取れて、困ったとき、最速で悩みを聞き出せる。
↑”相談に乗れる人”って現場ですごく大切だと思います。
幼稚園教諭・保育士・支援学級・教員長時間、子どもと関わる仕事をしている人向け
あなたがあの子の特別になりますように