心が『高野豆腐』
ガチガチで、偽る
本来は硬い高野豆腐はお湯で戻して味付けをする。
個性も似ていて、それぞれの味を染みこませながら様々な人間関係を築き、いろんな人と接する。
しかし、味付けの味を出し切って、気を遣いまくり、心がガチガチに固くなってしまったのです。
自分を見失う
心がガチガチに固まってしまって本来は味付けされ柔軟な食べる時の姿が、なぜか販売の時の姿になっている。
自分を見失い、とても、とても心が苦しかったのです。本来の個性が全くなくなり、もう出ない気遣いを絞り出す。次第に味もなくなり、乾燥してしまったのです。
見て見ぬふりをしていたけど
繊細で気づきやすい私。他の人より、気づくし、またそれが疲れる。だからあえて鈍感な人を演じていた。
でもそのマントを脱ぎきれなかった。
- いろんな人がいるからね
- 気が利かないね
- 年上が偉いのよ
そんな言葉が聞こえて来るたびに遠回しに「あなたがしなさいよね」という言葉を受け取ってしまったのでした。
人は変わらない
狭い世界で、年功序列、年下は動く。へこへこしていると、自分が出来ない人、劣っていると感じるようになり、気を遣ってもやって当たり前。その決まりにそぐわい人は陰でコソコソ。
そもそも「生きている世界・価値観が違うと」感じていました。偏った考えを押し付ける行動に理解が出来ず、心が疲弊したのでした。
大切にされていなかった
『いろんな人が居るからね』と口では言っているけど、思っている人は受け入れます。
年功序列の決まりにそぐわなかったので「あれはないから!!」とダメ出しする世界。
そんな決まりすら知らなかった。
「私の世界は絶対」の中にいれなかった。
もうこの世界に居たくないのが私の素直な心でした。
大切にしてくれる人は
「ありがとう」とこまめに言ってくれるし、心から言ってくれるのが分かる。
その人の為には頑張れるけど求められるだけではしたくないというのが人間の感情なんですね。
何より自分を大切にしなければ、仕事も何も手に付かないことを学んだ気がします。